太陽光エネルギーに変える
太陽電池は、その名の通り、太陽の光から電力エネルギーを発生させます。 太陽の光には大きなエネルギーがあります。 たとえば、真夏の太陽の光に1平方メートルあたりでおおよそ1キロワットのエネルギーを含んでます。
簡単に言えばアスファルトが熱くなるのもそのエネルギーが影響しているからです。 通常の太陽光のエネルギーは周囲の物や空気などに伝わり、散逸しています。 そんなエネルギーを太陽電池は吸収して、電力に変換します。 つまりは太陽の光によるエネルギーが熱になり、散逸される前に電力にしてしまうのです。
再生可能エネルギーとは?
現在使用されている資源の代表として化石燃料・ウランなどがありますが、これらはすべて使用できる量に限りある資源です。限りある使い切りのエネルギーを枯渇性エネルギーといいます。
対して太陽光や地熱、潮汐などのエネルギーは今後まだ数十億年間は利用可能として考えられており、これらの自然エネルギーは適切に使用することで自然と再生することが可能なエネルギーとされ、これらを再生可能エネルギーと呼びます。 再生可能エネルギーは、枯渇しない・地球や環境に優しい・実用に十分な力を持つエネルギーとして、世界の将来を担うエネルギー源なのです。
太陽光発電の資源量
私たちの暮らしている地球には、日々、太陽のエネルギーが降り注いでいます。 大気や雲などに反射されてもなお地球には約85PW(※1)もの大量のエネルギーが届いています。 この大量なエネルギーのうち収集できるのは1000TW(※2)ぐらいと考えられております。そのうち人々が必要とするエネルギーは約13TW(※2)と推計されているので、収集できるエネルギー量だけでも十分すぎることがわかります。
※1 PW(ペタワット):10の15乗のワット
※2 TW(テラワット):10の12乗のワット
太陽光発電の発電量
太陽光の発電設備による発電の量は、変換効率だけでなく、地域の年間の日照量や設置角度など様々な影響を受けます。 特に大きく影響を受ける要因の一つが気候(主に日照量)です。季節によっても発電量は上下します。
これは日本では日照量の多い時間が夏季に比べて冬季のほうが短いことなどで変わってきます。また、設置角度によっても発電量に影響があります。適切角度から角度がずれるにつれ、期待値より少ない発電量となります。
※これらのことはシステムを導入いただく前に過去の統計データをもとに年間のおおよその発電量を見積もることが可能です。設置角度についてもおおよその影響量を事前に見積もることが可能です。
環境に配慮した生活
太陽光発電(住宅用3.8kWシステム)を使用することで、年間で約1460kgのCO2を削減可能です。
これは一般家庭の1年間のCO2の排出量が半分以下に減少することを意味します。 削減したCO2の量は杉の木約100本程度が年間で吸収する量と変わらないのです。つまりは、年間に100本の杉の木を植えているのと同じ効果だということがわかります。
また、火力発電の原料である石油資源の節約もできます。つまりは石油資源を使用していた分を太陽光発電で補うことができます。 一般家庭の場合、年間約1055L(=灯油缶59本分)の節約が可能です。
余った太陽光エネルギーは
太陽光発電により、余った電力は電力会社に売ることができます。消費電力を自給自足し、尚且つ余った電力をうることで家庭のコスト削減にも繋がります。